発達障害とは
最近よく聞く発達障害。子供だけでなく大人の発達障害としてもよく聞きますね。
私は、元夫が発達障害でした。その時に私がカサンドラ症候群になってしまった事を前回紹介しました。
前回記事→発達障害の夫とカサンドラ症候群の妻になる前に読んでほしい大事な事その1
発達障害の夫とカサンドラ症候群の妻になる前に読んでほしい大事な事その2
元夫はADHD、アスペルガー、学習障害でした。
発達障害とは、こういった症状をまとめて言われます。
昔は子供の間に強く出て大人になると治ってくると思われていましたが、最近は大人の発達障害も言われてきていますね。
各症状
各症状どういったものなのか簡単に説明したいと思います。
ADHD
ADHDは多動障害と言われ、じっとしたり一つのことに集中したりする事が苦手です。また衝動的に行動してしまいます。学校でじっと授業を受けたり、映画館で集中して二時間座っていると言う事ができません。また注意欠陥(ADD)とう症状もあり、掃除が苦手だったり忘れ物をよくしたりします。注意力が散漫でいろんなものに気が散ってしまうので、掃除中にあっちもこっちもとなるようです。
大人になると我慢ができるようになる事が多く、苦手だけどできると言う方も多いと思います。
アスペルガー症候群
アスペルガー症候群は、人の気持ちがわかりにくいとされています。人の表情や視線の意味を捉えにくく、コミュニケーションが苦手です。また興味の偏りがあり、できる事できない事に大きく差が出ます。アスペルガー症候群の方は、内向型と外向型に分かれます。
内向型の方は、受動型と言われ指示をされないと基本的には動けません。人間より物や数字に興味が出る場合が多いです。
外交型の方はおしゃべりが好きな方も多く、人と積極的に関わりますが表情が読めなかったり、空気が読めないため相手がどう思っているか考えず喋り続けたりします。また、思ったことを全て言ってしまうので失礼な人だと思われてしまう事があります。
学習障害
学習障害は読む、書く、計算するなどが極端に苦手です。
人によって全て苦手という訳ではなく、読むのだけが苦手などの一つだけ苦手だったり、読み書きが苦手と言うように複合的に出るようです。
人によって、症状は様々
それぞれの症状の特徴がありますが、アスペルガー症候群のみぴったり当てはまるという方は少ないと思います。それぞれの症状が少しづつ重なって出る方が多いからです。
人によって様々な症状の強弱、重なりがあり人それぞれ苦手な物得意な物が変わってきます。
大人になって症状が軽くなる場合もあります。
思う事
最近大人になり社会に出て違和感を感じ、受診すると発達障害だったと言う方が多いそうです。
そういう方達は、なぜ自分はできないのかと自分を責めてしまい鬱になってしまう方もいます。
やはり、自分にできない事、得意な事、苦手な事をしっかり把握し周りも理解する事が大事だと思います。
今の子供達は、早めから療育や支援学校などでの教育が受けれるので彼らが大人になった時はだいぶ違うと思います。
今までずっと叱られながら育ち、自己肯定感が低くなってしまうと急に診断されても、また自分はダメだなんだと思いがちだと思います。
発達障害の方は好きな事に突筆した能力を発揮する場合が多いので、自分の好きな事、できる事を伸ばすのがいいと思います。
発達障害と付き合う方法
周りの方や、特にパートナー、家族は大変なことも多いかと思います。
障害を理解し、苦手な物はやり方を変えたり工夫をしていくのがいいと思います。工夫すれば案外簡単に慣れたりしますよ。
また、得意なものの役割を決めるのもいいと思います。任したものは全て任して、あれ?と思っても口を挟まない方がいいです。手順を壊されると嫌がる方が多く、やる気を削がれてしまうかもしれません。
全て任して、出来ればありがとう助かったと笑顔で伝えるだけでも変わると思います。
ですが、全てを合わせるのも時には辛くなることもあると思います。
どうしようもなくイライラしてしまう時もあります。
家族やパートナーも負担にならないように、全て決めてしまわず無理だった時はまた考えるぐらいでいいと思います。
最後に
私はまさに適材適所だなと感じています。
全ての人それぞれ苦手分野得意分野があると思います。
発達障害の方はそれが極端なので、目立ってしまいますが理解し得意分野を見極め、その能力が最大限発揮できるように社会全体で環境を整えるのが理想だなと思っています。
そうすることで、もっと本人も家族も楽になると思います。
みんな横並びでないとダメと言う価値観は捨てないといけない時代だなと感じます。
今、辛い方の少しでもお役に立てれば幸いです。
最後までお読み下さり有り難うございました。
睦月