子供たちの訴え
先日朝から急に子供が喉が痛いと騒いで泣き出し、あまりに痛がるので急いで病院へ連れて行きました。するとお医者さんから全く大した事ないと言われ、トローチだけもらって帰ってきたのでした。子供は家に帰ると、けろっとして全く普通になっていました。
こちらもお預かりしている子供たちなので、何かあっては大変と少しどこか痛いといだけでもやはり気にかけています。もし何かあったらと最初はこちらもその都度対応して病院に連れていきますが、毎回お医者さんは大したことないよとおっしゃいます。
どうしてそうなるのか
実はこういう事がよくあります。特に家で全く構ってもらってなかったり、心配してもらった事がない子供はこうなりやすいです。以前の記事(養育里親新しく来た子供たちが最初に出る行動)にも書いたように極端に甘えが出るんでしょうね。
厳しくされている里親さんの家庭もあると思いますが、私がお世話になっている里親さんは比較的ゆるく子供達は自分の思い思い自由に過ごしています。もちろんその中でも最低限のルールはあり、ちゃんと守れてない場合は叱ったりもします。ですが比較的自由ですし、家の人たちや市の担当者の方たちなどが自分の話を聞いてくれるだけでも初めて自分を認めてもらったような嬉しさがあるんだと思います。
多分最初にここがずっと痒いとかちょっとぶつけたと言った際にこちらが「え!大丈夫?いつから?」と心配することに快感を得るのかもしれません。だんだんそれが大げさになっていき、お腹や目や耳が痛いというふうに変わってきます。
対応について
これの対応は難しいなと私は思いました。いつもと同じように大したことないだろうとタカを括ってもし本当に重大な病気の場合も0ではないからです。ですが、毎回対応して病院に連れていくのもなかなか大変です。ですので痛いと訴える際に、一度軽く受け取って様子を見ることにしてみました。例えばお腹が痛いと訴えた際は、「一回便秘薬飲んで様子見てみ〜」くらいに返します。何度かそういうと、子供も構ってもらえないと察するのかそれ以降言ってこなくなります。
最後に
こうやって気にかけてもらうだけで嬉しくなるぐらい、子供たちは自分の存在を日々認めてもらえない境遇にいるのだろうと思うと、やはりこの子たちが少しでも早く安らげて自分を解放できるようになってほしいと思います。
こういう行動はそのきっかけになるので、あまり怒ったりはせずに対応したいなと思っています。
最後までお読みくださりありがとうございました。
睦月