心の充足度
最近里子の子たちや過去私が接してきた人たちを思い返してみて、他人に辛く当たる人や自分の事しか考えない人、意地悪な人自己肯定感の低い人などに全て当てはまる事柄に気づきました。
それは心の充足感です。
上記の方たちは、何かしら自分や周りに不満を持っており心の充足感や幸福感が乏しい気がします。もちろん誰もが何かしら不満を持っているとは思います。ですが彼らは心の充足感が足らず満たされないので、周りあるいは自分を過度に責めるのではないかと感じます。不満を持ちつつも現状の自分を受け入れて満たされていると、じゃぁどうすればいいのか又は自分のここを直そうや他の事を考えると今で我慢が一番いいかなどの判断が冷静に下せるんだと思います。
心の穴
心を満たすと簡単に言えどそれはとても難しい事だと思います。幼少期から辛い経験をしてきた方ほど心の充足度がうまく測れない気がします。よく親から虐待されて育つと虐待するようになる確率が高いと言われますが、それも少しこの事が関係しているのではないかと思っています。自分がされてきたので子供との接し方がわからないというのもあると思いますが、自分の心が幸せでない人ほど自分のことだけで精一杯なので余裕がなくなるのもあるのかもしれないと感じます。
以前記事にしました自己愛性パーソナリティ障害の方もこういった方が多いのではと感じます。彼らは本当に心にポッカリと穴があいたようで、どんな幸せもすぐに穴から落ちていくのかも知れません。なので高い理想を掲げ、他人を利用してでもそこに行こうとするのではないでしょうか。あそこに行けば、自分は幸せになれると信じて彼らはがむしゃらに進んでいるように見えます。彼らの心の中はいつも飢えた子供のようなので、他人など気にしてはいられないのではないかと度々感じます。彼らにとって一番は、高い理想を掲げそれを追いかけることではなく心の穴を塞ぐことだと思っています。
どうすれば心が満たされるのか
ではどうすれば心の穴が塞がり満たされるのでしょうか。
それはとても難しいことですが、まずは自分を見つめ直すことが重要だと思います。心の穴の空いている方は、自分の事が嫌いな方が多いと思います。ですので基準を他人に合わせ、他人に羨ましがられる事、他人より上だと思える事、他人をうらやましく思えなくなる事、そういった事のみに焦点を当てて考えてしまいがちだと思います。そうやって他人の上に立てば、自分の事が好きになれると無意識に考えていてそうなってしまうのだと思います。まずはそういった他人と比べる事に焦点を当てて考えている自分を認識することが大事だと思います。これが自分で自分の穴を満たす第一歩ではないかと思っています。
そして他人がどう思うかではなく自分がどう思うかという自分の心を大事に育てていく必要があると感じます。他人目線でなく自分が本当に幸せと感じる事を増やしていき、実感していくのがいいのではないかと思います。
うまくバランスをとる
それでも心を満たすことは容易ではないと思います。彼らは幼少期から比べられたり、比べてしまったりする状況も多く、又自身を否定されたりしてしまうようになることも多かったと思います。そんなすぐに比べないようにと言われても、そんな事言っても比べないと無理だと思われるかもしれません。もちろんそれがバイタリティになって、大きな成功をする方もいると思います。なので完全にダメだとは思いません。うまくバランスをとることが一番なのかなと私は思います。
みんな何かしらコンプレックスはあるだろうし、自分の嫌な部分もあると思います。自分はダメだと思いがちの方は完璧主義の方も多いと思います。ですが100%完璧にできた人は存在しません。そう見える人だって何か見えない部分にコンプレックスがあるかもしれません。みんないいところ悪いところを必ず持っているので、そんな自分を受け入れてみて下さい。
最後に
私もうつ時余裕がなくて家族にとても当たってしまったことがありました。あの時は本当にどん底でこれからどうしたって這い上がれない、このままどん底のまま生きていかないと行けないと思っていて、どんな事を言われてもそんな事幸せだから思えるんだ!と思っていました。ですが段々回復していきいろんな方に助けて頂いていくうち、こうやって普通に過ごせるだけで本当にありがたいなと実感していきました。
本当に辛い時期は精一杯でそうなってしまうのはしょうがないと思います。まずは認識から始めてゆっくりでも歩んでいければ必ずいい結果が出ると私は思っています。
最後までお読みくださりありがとうございました。